眼精疲労はストレスからも!

老眼の進行を抑えるために、慢性的な眼精疲労に陥ってしまわないように気をつけることはとても大切です。老眼は老化の一種ですので、避けることが非常に難しいものです。老眼で問題となるのは、眼の水晶体が老化して硬くなり、ピントが合わせづらくなることです。眼の中の水晶体と毛様筋という部分が物理的に眼のピント合わせを担っていますが、これらをコントロールしてピントを合わせようとしているのは自律神経であると言われています。

ストレス社会とも言われているように、最近の日本社会ではさまざまなストレスを抱えて生活をしていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。自律神経はストレスと大きく関係しているものです。自律神経失調症などといった言葉を耳にされたことがある方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?ストレスが溜まり、自律神経がうまく機能しなくなってしまうことは精神的な問題だけではなく、身体にも大きな影響を与えると考えられます。毎日の生活の中でストレスがかからないように気をつけることがいかに大切なことだとわかっていても、ストレスのない生活を送ることは現代人にはなかなか難しいことでもありますよね。しかし慢性的な眼精疲労だと思っていた方の中には、自律神経を休ませてあげたことで眼がよく見えるようになったという方もいらっしゃるようですので、自律神経が身体や眼に与える影響を考えて時にはゆっくりとお休みになられることもとても大切なことだと考えられます。あまりストレスの要因となりうるようなことをお考えになられないようにしてゆったりとした気持ちでお過ごしになる時間を持たれることをおすすめしたいと思います。

また、ストレスがひどく、自律神経失調症に陥りかけているというような場合には、専門のお医者様と一度お話をされてみられるのもよいと思います。自律神経失調症には、さまざまな症状が現れますし、その要因にはストレスのほかにも夜更かしなどといった生活習慣の乱れ、女性ホルモンの影響などが考えられます。カウンセリングなどでよくなる場合もありますし、必要とあればお薬を出してもらうこともできます。また、マッサージなどでも自律神経を整えることができますので、最近ストレスがひどくて眼や内臓などの調子がよくない、という方は、自律神経系からアプローチをされてみられるのもよいのではないかと思います。