疲れ眼や眼精疲労を癒す

 眼精疲労は同一点ばかりをずっと見続けることや、テレビやパソコンなどの画面を長時間見ることでもなりやすいものです。こうした場合には、一定時間ごとにテレビやパソコンから眼を離し、壁にかかっている時計やカレンダーなどを見るなどして、眼の水晶体と毛様筋を動かすことによって水晶体や毛様筋が凝り固まってしないように気をつけるとよいのではないかと思います。また、小さな文字の本などをよく読まれる方やパソコンでの作業が多いという方で、メガネやコンタクトレンズをお使いの方は、そういった点を眼科のお医者様にご相談されて、あまり度がきつくない近くの見やすいメガネやコンタクトレンズを作っていただくのもよいのではないかと思います。

 疲れ眼や眼精疲労を癒すには、一般的に眼を冷やすよりも温めた方が効果的であると考えられています。特におすすめなのが、電子レンジで蒸しタオルを作って眼を温める方法になります。水で十分に濡らして絞ったタオルを電子レンジで数十秒間、自分の好みの温かさになるようにお皿などにのせて加熱します。このとき、タオルを水でしっかりと濡らしておくことと、1分以上温めないようにお気をつけいただきたいと思います。あまり熱くしすぎますとやけどしてしまうおそれもありますし、タオルが燃えてしまう可能性も考えられますので、十分にお気をつけになられて蒸しタオルをお作りになっていただきたいと思います。作った蒸しタオルをまぶたの上に乗せ、じんわりと温かさが眼の奥まで届くようにじっくり眼を温めていただきたいと思います。首をずっとまげていますと首が疲れてしまいますので、ソファーに浅めに腰掛けられたり、横になられたりして眼を温められることをおすすめしたいと思います。目のパックの方法はこちらを参考に

 また、眼の周りをご自分でマッサージすることもおすすめです。このとき眼をつぶった状態で眼窩と呼ばれる眼のくぼみの周りをなぞるようにマッサージされるとよいでしょう。眼球の上までこすってしまいますと眼に悪影響を与えてしまうこともありますので、あくまで眼の周りの筋肉を少しほぐすくらいのお気持ちでマッサージをしていただきたいと思います。