老眼の治療にかかる費用や時間

 老眼の症状を回復させるための手段として、角膜の手術であるCK治療(伝導性角膜形成術)と遠近両用眼内レンズを眼の中に入れる手術についてお話をしました。では、具体的に治療をする際にかかる費用や時間とは、どれくらいになるのでしょうか?

 CK治療(伝導性角膜形成術)の場合は、手術費用は約15万円になります。手術自体は、片眼約3分で終了しますし、点眼麻酔をして手術を行うことになりますので、痛みもそれほどないと言われています。CKの場合、近視ではない方の治療が基本になっていますので、近視の方の場合は、近視の症状を回復させるための治療であるレーシックを先にしなければならないことになります。レーシックをする場合には、さらに片眼約15万円の治療費が必要になってしまうことになります。また、レーシックをした場合には、老眼の回復手術であるCKをするまでにレーシックの手術終了後、半年ほど時間を置く必要があります。

 一方、遠近両用眼内レンズを眼の中に入れる手術の場合には、手術費用は約80万円から状態等によって100万円ほどになります。手術にかかる時間は片眼10分程度です。こちらの手術の場合にも点眼麻酔をして行うものになります。遠近両用眼内レンズを入れる手術の場合には、手術後眼帯を装着することになりますので、手術は片眼ずつに分けて行われます。片眼の手術終了後1〜2週間、時間をあけてからもう片方の眼の手術をすることになります。